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ヤマト運輸さんによると4月3日からの値上げ
佐川急便さんも他社運送会社さんも
燃料価格高騰や今の賃金のままではドライバー さんが集まらない
といった物流業界を取り巻く厳しい状況から脱却を図るべくおそらく追随をしてきます
我々の業界も値上げラッシュが続いています
今後もコストの上昇が見込まれることからさらなる値上げに踏み切る可能性もあります
その背景で物流業界では2024年4月から時間外労働の規制が強化されることで
ドライバー不足が一層深刻化する 2024年問題 が深刻な課題となっています
２０２４年問題
自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限を960時間に制限し
トラックドライバーさんの労働環境を良くしようといのが狙い
我々の業界もそうですがワークライフバランスの重視から労働時間の削減を目指し
働き方改革を行う企業が増えました
※我が社も４月から年間休日が１０５日から１０７日に増えます
どこの業界も人員確保に躍起になっており
初任給を上げる会社 休日数を増やす会社 リモートワークを推奨する会社
福利厚生に力を入れている会社などなど
人員不足 若手不足と高齢化による労働力不足を補おうとしております
物流の業界ではEC市場の急成長による宅配便の取り扱い個数の増加により長時間労働が常態化
2024年の法施行でトラックドライバーの労働環境を良くしようという狙いがありますが
これまたやっかいな問題もあります
残業時間の上限規制により
1日に運べる荷物の量が減るため運賃を上げなければ会社の収入が減少してしまいます
2023年の法施行により残業の割増賃金率が25％から50％へ引き上げられることから
労務費が増加し会社の利益減少にも繋がります
残業時間に規制がかかるということは労働時間の減少により
ドライバーさんの収入も減少してしまいます
収入が低くなれば離職に繋がる可能性もあり
更なる労働力不足に拍車がかかる恐れもあります
昨年末
新潟県長岡市などでは大雪に見舞われてスーパーの店頭に商品が届かないといった事態が一部で発生しました
大雪のため車が立ち往生し店頭に商品が届かず食料品などが品切れになったこともありました
ドライバーさんが少なくなれば当然物資は届きません
２０２４年問題
残業が出来なくなることでこれまで１人のドライバーさんが運んでいた荷物を
複数のドライバーさんで運ぶことになる
しかしドライバーさんが不足している
それにより荷物が運べなくなる可能性もあります
今日の明日ではもう無理なのかもしれません
日本の物流がトラックドライバーさんの長時間労働によって
いかに今まで支えられてきたか 如実に表しております
現在もトラック バス タクシー ハイヤー などドライバーさん不足の深刻化は進んでおります
もちろん少子高齢化が進み人口が減れば
食料品や飲料水や衣料品や日用雑貨など消費品の需要が縮小するので
消費関連貨物の輸送量も減少はします
それでも当面の間はトラックドライバーさんの不足は続くと思います
働いていただいているドライバーさんの労働条件を改善し
ドライバー不足を解消しなければ荷物がもう運べなくなるかも知れません
２０２４年問題まで１年 他人事ではありません
だから今日も…
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